
時は現代・・・
舞台は帰りの新幹線の中・・・
≡≡水木in川中島最終決戦≡≡
帰り道の新幹線。
自分は窓際族出身につき、
チケットを買う際は窓側をリクエストするのですが、
今回、微妙に連休も絡んでおり混雑が予想されるも、
あっさりと窓側GET!
意気揚々と電車に乗り込みます。
自分の席を確認し、いざ向かうと、自分の座席の隣にはテーブルの上にお菓子やら飲み物を山ほど積み上げ、プチ宴会状態のLADYが・・・
言うまでもなく自分の座席は彼女の向こうなので、これを越えていかなければなりません。
呆気にとられ彼女の横で立ち尽くしていると、
『あ?こっち座んの?ちっ』みたいな顔でテーブルの山を片付け始めました。
かれこれ、
列車も発車し通路に立っているのは自分位なもので、また間の悪い事に車内販売まで来てしまった(しかも通路挟んで隣のおじさんが注文してた)もんですから、自分の周りの人口密度ったら半端じゃありません。
車内販売の人やおじさんにも
『こいつ早く座れよ』みたいな目で見られ(俺!?)、やっとの思いで座席に辿り着きました。
自分が席に座るや否や隣のLADYはまたおもむろにテーブルを広げ、
お菓子やジュースの山を築き始めました(こやつ何者!?)。
イライラしても仕様がないので、
自分は一人で静かに今日の反省会をしていました(猛省)...
すると、"カラカラコロン"と音がし、
ふと自分の足元を見れば、隣の山から飴サンが転げ落ちた模様。
山の主は気にも留めない様子。
『凄まじい時代になったもんだ』…と思いつつも、飴サンに悪気はないので拾って山へ帰します。
ところがここで『有難うございます』が返ってくるのは火を見るよりも明らかな筈なのに、主の口からは何も聞こえて来ない所か、
何か食ってやがります(憤怒!)!
『…ま、いいか』と自分を宥め、
反省会の続きを始めた途端、今度は激しい尿意をもよおしてしまいました(焦)。
隣を見れば最初に見た山が高尾山なら今や浅間山の如し。
どうしたものか、
と、高校の進路相談より悩んでいると、千載一遇のCHANCEが!
"カラカラコロン"
さっきの彼とはまた違う飴サンが、さっきよりも自分の方には来ていませんが、地面に・・・
『これだ!!』
飴サンを返すついでにトイレに行きたい意向を伝えよう!と、
かの真田幸村もびっくりの妙案を練り上げ、飴サンを持ってLADYに話かけようとしたその瞬間!
『食べます?』
LADYから強烈なカウンターが!!
…流石にこれにはバシッと言ってやりましたよ!
『いいんですか!?』
これにて自分の完敗が決まり、
東京駅までトイレは我慢したとさ。
めでたし、めでたし。
【作者後記】
あまりにも立派な山だったので、写真撮ったろうと何回か試みたのですが、無理でした(携帯のカメラは音が鳴るので)。
皆さんも乗り物に乗る前には、
しっかりトイレに行っときましょう。